驚きの木質フィルム、体に悪いティーバッグ
- yd
- 2021年12月26日
- 読了時間: 2分

最近驚いたことを2つお伝えします。
1 透明な木質フィルム
この写真はグルテンフリーのオーガニックパスタの箱です。紙箱に直接パスタが入っています。中身がよく見えるように透明のフィルムの貼られた窓が開けてあります。写真は紙のリサイクルに出そうと思い、この窓のフィルムを剥がしたところです。
箱のふたに、"Window: Made from FSC wood pulp and certified home compostable"と書いてありました。この透明フィルムは木から作ったものでコンポストに入れてくださいという意味です。FSCは Forest Stewardship CouncilというNGOの略称で、森林資源の保護と環境にやさしい利用を目指す団体です。
このフィルムは、言われなければプラスチック製品と思うような薄さと透明度です。こんなものが存在することを知りませんでした。これは日本のメーカーも真似してほしものです。
チョコレート内側の包装紙にも使われている のを見たことがあります。
2 ティーバッグからマイクロプラスチック
ごく普通に市販されているティーバッグでお茶を入れると、膨大なマイクロプラスチックを摂取することになるという恐ろしいことを知りました。
研究結果は米国化学学会サイトに掲載されているEnvironmental Science & Technology誌の2019年の研究論文です(下記URL参照)。アブストラクトを読むと、ナイロンとPETから作られた市販のティーバッグを95度のお湯に浸したところ、その1杯のお茶になんとマイクロプラスチック116億個、ナノプラスチック31億個が検出されたという研究です。目を疑うような数値です。
近年ティーバッグの袋の材質は多様化したと感じていました。しなやかなナイロンストッキング のようなものも確かに見覚えあります。私はタッパーウェアやPETボトルを使わないようにしています。買ってあるティーバッグは、茶っぱをティーバッグから出して使うようにします。
[Abstract of this blog page: I recently noticed a transparent film made from wood pulp, which is compostable. I hope Japanese manufacturers follow suit. I was devastated to find that some teabags made from nylon and PET emit billions of microparticles and nanoparticles per cup.]
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