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食の安全・監視市民委員会、ミネラルウォーターのPFAS

  • 執筆者の写真: yd
    yd
  • 2021年12月31日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年4月3日


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日本のNGOが、2020年末に、日本のミネラルウォーター・メーカーにPFASの残留度に関するアンケート調査を出しています。回答がまだ掲載されていないので、確認したところ、近日中に掲載するとのことでした。


質問事項は以下の通り。

1、御社のミネラルウォーターの採水地の原水と商品の水について、PFOSとPFOA濃度の定期的な検査を実施していますか。

2、実施している場合、採水地別の原水と商品の水のPFOS、PFOAの濃度を教えてください。

3、PFOS、PFOA汚染予防のために実施されている対策があれば教えてください。


資料

ミネラルウォーター(PET)に残留するPFAS(ピーファス、有機フッ素化合物)


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PFOA/PFOSに関するこれらの質問は、健康被害の深刻さと規制のゆるさから、きわめて重要なものと言えます。PFOA/PFOSに関する水道水の検査は、厚労省がやっと2020年4月から暫定基準をもうけた上で、全国規模で実施しています。しかしPETボトルのミネラルウォーターは国家基準がありません。米国ではミネラルウォーターからPFASが検出されています。メーカーが定期的に測定していない可能性も十分にあります。


回答が待たれます。


これとは別に、PFOA/PFOS以外のPFASについてはどうなっているのでしょうか。日本ではPFHxSがやっと俎上に載ったところで、水道水の測定は始まっていますが、規制値はありません。PFASは少なくとも4730種類あります。知らずに長年摂取している可能性があります。水道水だけでなく、ファーストフードの紙容器のコーティングその他多種多様な身の回りの製品に使用されています。


ちなみに米国環境保護庁(EPA)は、2023年から2025年にかけて、水道水について29種類のPFAS汚染を測定する計画を2021年12月20日に公表しました。4730種類全部というのは気が遠くなるし、また29種類の測定開始も再来年のことではありますが、それでも連邦政府レベルでPFAS総合対策に本腰を入れ出したことはわかります。


参照資料(Chemical & Engineering News





Abstract of this page: Food Safety Citizens' Watch, a Japanese civil society organisation, asked bottle water manufacturers in Japan about PFAS contamination exactly a year ago, in December 2020. The organisation has yet to disclose the answers which came back from them. The 3 questions they posed are:

1. Do you regularly check PFOA and PFOS contamination?

2. If so what are the results?, and

3. What preventative measures are in place?

I very much look forward to the answers.

EPA announced on 20 December 2021 that they would measure 29 PFAS contamination of drinking water starting in 2023. A belated but welcome development.


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