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農薬にもPFASが入っている PFAS in pesticides

  • 執筆者の写真: yd
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  • 2024年2月22日
  • 読了時間: 2分
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農薬に有機フッ素化合物(PFAS)が含まれていることは、2年前から米国で指摘されてきましたが、オランダでは農薬が欧州連合(EU)のPFAS規制基準の対象でないことに批判が高まっています。


オランダ・ニュース(Dutch News)オンラインによれば、オランダの水道事業会社組織(Vewin)関係者が経済紙のインタビューに対して、EUの新PFASガイドラインに農薬への使用禁止が盛り込まれていないとの懸念を表明しました。オランダの農業部門では毎年100トン以上のPFAS含有農薬を使用し、総量は公式統計で2021年までの3年間で倍増しています。


オランダのドルトレヒトには日本の静岡県清水市と並んで、テフロンで有名な米デュポン社(現ケマーズ社)の海外工場があり、周辺のPFAS汚染でいくつもの裁判で訴えられています。2024年1月中旬には、別の地域の鶏卵がPFASに汚染されていることが明らかになり、汚染源が工場だけではないことが市民の心配につながっています。


日本では、泡消火剤による地下水のPFAS汚染が指摘されたところですが、農薬にPFASが添加されていることはまだ報道され始めたばかりです(参考文献)。農薬は神経毒として有害で環境汚染源になっていて、できるだけ使用を少なくしてもらいたい薬物ですが、その成分としてPFASが添加されていることが明らかになったことで、エコサイクルを二重の意味で傷つけることがわかりました。




オランダの記事 2024年1月22日付英文記事


日本での記事 2024年1月19日付 米国の農薬のPFASを指摘した日本語記事 


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