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沖縄と調布の飲料水がPFASで汚染されている

  • 執筆者の写真: yd
    yd
  • 2021年11月18日
  • 読了時間: 2分

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日本でも上水道、井戸水へのPFASの混入が確認されています。PFASとは有機フッ素化合物の総称で、欧米で今年 (2021年) 特に大きな健康問題として浮上しています。


概要

PFAS (Per- and polyfluoroalkyl substances、パー/ポリフルオロアルキル物質、有機フッ素化合物、「永遠の化学物質」forever chemicalsとも称される) は有機フッ素化合物の総称で、カーペット・ソファ・傘・テント・雨具の防水撥水加工、フライパンのテフロン加工、マスカラなど多数の落ちにくい化粧品、ファーストフードの容器、キャンディーの包装紙、洗剤、クリーニング製品などに含まれています。しばらく前からある程度の使用規制がなされてきましたが、この数年日本でも飲料水のPFAS汚染が報告されています。


人体への影響は、低体重児、発達障害、肝障害、甲状腺障害、男女の不妊症、肥満、ホルモン抑制、発ガン性の他、コレステロールの増加による高脂血症、動脈硬化、糖尿病など枚挙にいとまがありません。


前述の飲料水や井戸水の汚染は、住民への公表が遅れたり調査が進まなかったりしていて、健康被害に対する市民の不安を増幅させています。報道によってはPFAS濃度の高い井戸水は飲料水として使われていないとされますが、特定の井戸からの取水を中止したという報道もある一方、東京都水道局の検査結果では浄水場出口の水質検査結果が国の暫定目標値を大きく超えている(2021年第一四半期)ので、看過できない現状です(詳細は以下のウェブサイトを参照してください)。


水道水から除去するには浄水器が有効です。家庭用活性炭浄水器もPFASを吸着します。ただしPFAS除去に関する検査結果を公表しているメーカーはまだまだ少ないので、確認が必要です。今まで摂取してしまった分についてはどうしようもありません。体外に排泄されるくで2年から9年待たなくてはなりません。しかし、浄水器を使って、今後摂取する量を減らすことはできます。


沖縄県の現状


東京都の現状


東京都水道局2021年第一四半期検査結果

(とても見にくいですが、2ページ目最下段がPFASで、基準値50ng/L [0.00005mg/L]を大きく超えています。)



続く。



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