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気候変動は二酸化炭素のせいではないという見解 Does CO2 bring about climate change?

  • 執筆者の写真: yd
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  • 2022年12月30日
  • 読了時間: 2分

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気候変動を長年研究してきたクリスティ教授は、現在の最新の気候変動モデルは、観測データより二倍温暖化を誇張していると述べています。同教授は1990年台から化石燃料関連産業から研究費の支援をもらわず、観測データを重視して科学的に気候変動を議論しようとしています。


2022年12月12日にリリースされたインタビューでは、同教授の見解がコンパクトに示されています。


要点は以下の5点です。

・1978年からの衛星観測データによれば、地表面の気温上昇は観測されていない。1994年からデータを発表しているが、気象モデルは全く改善されていない。過去40年を再現できない気候モデルが2100年までの予測をできるはずがない。

二酸化炭素が汚染物質であるとするのはおかしい。動植物はCO2に依存している。

・人類は炭素(化石燃料)のエネルギーを使って豊かになり長生きになったが、途上国も同じ権利がある。二酸化炭素が増えると、植物は元気になる。

ソーラー・風力発電は環境負荷が高い。環境フットプリントは化石燃料より1000倍大きい。

・化石燃料の企業が研究費を出すと、どんなにすぐれた科学研究でもバイアスがかかっているとみなされる。しかし環境保護団体は温暖化は破滅的であるとする研究を支援している



コメント

クリスティ教授は長年米国アラバマ州アラバマ大学ハンツビル校で気象学を研究してきた研究者で、科学的な論拠に基づいて議論するべきだと主張しています。


米国の気候変動の議論では、CO2原因論の民主党が、懐疑論の強い共和党と対立する構図になっています。


日本では政府もメディアもCO2悪玉論一辺倒ですが、ごく一部の科学者・研究所は、地道に科学的な研究活動を続けています。クリスティ教授も言っているように、科学はコンセンサスで決まらない、コンセンサスは科学ではない、という意味をよく考える必要があります。


クリスティ先生が共和党支持者なのかどうかは確認できませんが、1990年代からエネルギー産業から研究費は受け取らないと宣言しています。




備考

Dr John Christy, distinguished Professor of Atmospheric Science and Director of the Earth System Science Center at the University of Alabama in Huntsville.






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