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タンポポの抗ガン効果 Dandelion to tackle cancer

  • 執筆者の写真: yd
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  • 2024年4月2日
  • 読了時間: 2分
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17世紀のメイフラワー号にわざわざ積んで持って行ったとされるタンポポは、相当強力な抗ガン作用がある上に、副作用のないことが大きなメリットと言えます。根だけでなく、葉にも花にも薬効があります。末期ガンだったカナダの農場主が、乾燥したタンポポの根を粉末にして自己治療しガンが消失した事例も報告されています(下記URL)。


そのほか、杏の種の中身(杏仁アンニン、アミグダレン)にも、寄生虫薬イベルメクチンにも、重曹にも、二酸化塩素にも、抗ガン効果があります。化学療法や放射線療法と競合せずに使えます。但しこれは医療アドバイスではありません。


次に、タンポポに関連する最近のガン研究を紹介します。以下の翻訳は、2016年の科学論文の要約(アブストラクト)を翻訳したものです。タンポポに強い抗ガン効果があることは、他のいくつもの研究で示されています。



題名

「タンポポの根の抽出物は、複数の細胞死信号経路の活性化を通して結腸直腸ガンの増殖とサバイバルに影響する」



アブストラクトの全訳

近年、タンポポの抽出物は、抗うつ作用と抗炎症作用に関して、幅広く研究されている。私たちの研究室での最近のin-vitro環境の研究によれば、水溶性のタンポポ抽出物(DRE)がいくつかのガン細胞に対して抗ガン性を示した。その際、正常細胞には毒性を及さなかった。

そこで今回の実験では、水溶性のDREが結腸ガン細胞モデルをどれくらい効果的に殺せるか調べたところ、結腸ガン細胞の95%以上で、48時間以内に計画的細胞死(PCD)を引き起こした。これは、ガン抑制遺伝子p53の状態とは無関係に発生した。この抽出物の抗ガン効果はin-vivo研究でも確認できた。つまり、DREの口投与で、人間の結腸ゼノクラフトモデルの成長が90%以上遅らせることができた。DREの投与でガン細胞の複数の死経路の活性化が見られたことは、細胞の計画死に伴う遺伝子の分析結果で明らかになった。

DREの植物化学物質を分析すると、複雑ないくつもの化合物から構成されていることがわかる。その中には、アルファ・アミリン、ベータ・アミリン、ルぺオール及びタラクサステロールなどが含まれる。このことは、この自然抽出物がガン細胞の複数の弱点を効果的に標的にすることができることを示している。

従って、タンポポ抽出物は、無毒で効果的な抗ガン代替物として、ガン細胞の薬物耐性の発生を減らせる。


出典


Oncotarget. 2016 Nov 8; 7(45): 73080–73100.

Published online 2016 Aug 22. doi: 10.18632/oncotarget.11485

PMCID: PMC5341965

PMID: 27564258


著者

Pamela Ovadje 

Saleem Ammar 

Jose-Antonio Guerrero

John Thor Arnason

Siyaram Pandey

いずれもカナダ、メキシコの大学研究者。詳しくは出典URLを参照のこと。




その他参考文献



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