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3M PFAS lawsuits 2020-22 3M社のPFAS訴訟数

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  • 2023年1月17日
  • 読了時間: 2分

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日本では報道されていないようですが、米国ではPFAS訴訟が目白押しです。ある統計(参考文献1)によれば、2020年1月から2022年12月19日までに、3M社がPFAS関連で訴えられたのは、合計で少なくとも3,287件、1日平均3件という多さです。


3M社はPFASの製造会社で、特に防水加工材スコッチガード、スコッチテープ、ポストイットで有名です。さまざまな製品の製造にはPFASの1つであるPFOSを使い、多数の会社に供給しています。2022年12月には、2025年までにPFAS製造を中止すると宣言しています。


同じ記事にはいくつも興味深いデータが掲載されています。3M社に限ると、米国でのPFAS裁判数は、2020年から激増しています。90%近くが製造物責任法違反であり、98%が複数の裁判所管轄地区にまたがる泡消火剤の汚染に関わる訴訟です。複数地区にまたがるということは、多くの場合多数の市民が原告として訴える集団訴訟であり、極めて巨額の賠償金で和解することが多いと推測できます。


2005年〜2022年の期間に訴訟3,500件を抱えた3M社よりも多くのPFAS訴訟を抱える会社は、デュポン、デュポン子会社ケマーズ、そしてキッド・インク(Kidde plc Inc.)で、いずれも、10,000件、6,500件、5,700件です。


2022年秋、中西部イリノイ州のコードバにある3M社工場からPFASが排出され、飲料水が汚染されたのは、住民30万人にとって深刻な問題となっています。これ以外にも全米で数多く汚染が判明しています(参考文献2)。


スリー・エム・ジャパン株式会社は日本で1960年から操業しています。膨大な数のグループ企業が、数多くの分野で夥しい数の製品を製造しています。沖縄県や大阪府摂津市、東京都多摩地区など日本各地で水道水などの環境汚染が表面化しています。




参考文献1


参考文献2


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