2019年500人の科学者たちが国連に出した声明文
- yd
- 2021年11月2日
- 読了時間: 2分
https://www.washingtontimes.com/news/2019/sep/29/scientists-tell-un-global-climate-summit-no-emerge/
2021年10月31日からCOP26がグラズゴーで開幕しましたが、本日紹介したいのは、2年前の IPCC主催の国際環境会議COP25に合わせて出された声明文です。「環境問題に緊急性はない」という主旨で、政治家と活動家に、環境問題を政治問題にせず科学的な根拠に基づいて政策を民主的に策定してほしいと呼びかけています。
発表した団体はオランダベースのCLINTELという独立のNGO。この声明文に賛同した科学者と専門家はヨーロッパ中心の人たちですが、オーストラリア、米国やカナダの専門家も多数署名しています。日本の研究者も1名。
声明文は1ページの非常に簡潔なもので6つのポイントがあります。
原文
1 Natural as well as anthropogenic factors cause warming
2. Warming is far slower than predicted
3. Climate policy relies on inadequate models
4. CO2 is not a pollutant. It is a plant food that is essential to all life on Earth.
5. Global warming has not increased natural disasters.
6. Climate policy must respect scientific and economic realities.
日本語訳
1 自然および人為的要因が温暖化を起こす
2 温暖化は予想よりはるかに遅い
3 気候政策は不十分なモデルに依存している
4 二酸化炭素は汚染物質ではなく地球上すべての生物に不可欠な植物のための食物である
5 地球温暖化は自然災害を増加させていない
6 気候政策は科学的および経済的現実を尊重しなければならない
以上が概要です。ネットでは、署名者に気象学・気候学の研究者が少ない、企業出身者が多いのでバイアスがかかっている、など批判が見られます。
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